描き方の話

最近結構しっかりしたイラストを描いてます。
やっぱ女の子を可愛く描くより、油絵みたいに景色とかを描く方が好きだなー。

明日か明後日には完成予定です。

描いてみて思ったけど、めっちゃ風景とか描き込むタイプの人ってすごい。
特に効率化された技術がすごいです。

上手い人ってやっぱ手の抜きどころが分かってるんですよ。
僕がTwitterでフォローしてるリアスさん(@23057)の絵を例に挙げて説明します
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この絵は1時間ドローイングで制作したものらしいです。
すごいですよね。これ1時間で描いちゃうのかよ!笑
でも、奥のビル街?や雲なんかはほとんど手数が入っていません。
それでも素敵な絵である事に変わりがないのは、手数の少なさに目が行きにくいからです。

この絵の一番のポイントは
奥の景色・手前の建物・女の子の赤のアクセント、
の空間的色彩的コントラストです。
まずそこがバシッと決まれば8割は完成したと言えます。

次に、目に近い(ピントが合っている)ものから描き込むのが基本なので、手前の建物の細かい描写を加えます。そうすることで、見る人の視線が多少動いても「細かく描いてある」っぽく見えます。

奥の景色の細かい描写にはあまり視線が行かないので、サッと一度で描いてしまうだけでいいんです。

つまり、完成図を頭に浮かべて「どこがポイントになるか」を考えながら描く、というのが大事です。

これができると、例えば3時間で描けと言われれば最初の1時間でこの絵の状態まで持っていって、残り2時間で全体を描き込むことができるのでかなり完成度の高い作品に仕上げられます。
逆に30分で描けと言われても、頭に完成図があるので描き込みは劣るけどポイントは押さえている作品に仕上げられます。
上手い人は描き始めて5分で完成形が見えてきます。

口で言うのは簡単ですが、僕もこのやり方が完璧にできているわけではないので、練習あるのみですね。



とりあえず今描いてるやつ頑張るぞ